« 2011年12月 | トップページ | 2012年2月 »

2012年1月

2012年1月29日 (日)

FRBの本気度

 週末の地元活動は、まだ続く新年会めぐり。
それとこれも政権交代以来行けなかった、若草山の山焼き。
相変わらず、寒風吹きすさぶ中、冷える。

地元でもどこでも、消費税率の引き上げには理解を示す一方で
景気に対する懸念は高まる一方だ。税率の引き上げの前に襟を
正せという「政治改革・行政改革」への要望はあるにあるが、
繰り返し言っているようにそれが免罪符になるわけではない。

やはり、経済対策。
景気回復に向けた確固たる姿勢を示せが最も強いと感じる。
そして、実際にはそれを求める声の前に、「もはや信用できな
い」の叱責が飛ぶ。

 その意味で、米国の物価目標(インフレターゲット)採用は非
常に大きな意味を持つ。

 FRB2%のインフレターゲットについては、まさにFRBの経済
運営に対する責任感の表れだ。
米国経済は家計の過剰債務問題の解消に時間がかかり、中々本
調子にならないと思うが、一方で、日本の90年代のように停滞
するところまではいかないだろう。
米国の家計の過剰債務を考えれば、もう少し、3%から4%程度
とインフレターゲットを高くしてもいいとは思うが。

一方、ヨーロッパの問題は、本来、通貨制度の問題に起因して
いるのに、財政の健全性の問題に帰着されているところに危険
性を感じる。通貨制度を今のまま維持するのであれば、必要な
解決策は、ドイツから南の国々への財政移転とECBによるイタ
リアやスペイン国債の積極的な買いオペ宣言だと思うが、現状
では、各国とも倹約を競い、経済を停滞にもっていく方向に動
いているように見える。

このような経済停滞をもたらすと、アジア経済など、新興国に
大きな影響を与えると思うし、もちろん、日本経済にとっても
マイナスの影響だ。

国会での政府答弁にみられるように、ヨーロッパの例から財政
健全化の必要性を説くのは木を見て森を見ない典型例だ。

結局、日本は2013年の日本銀行総裁交代まで、日銀は動かず、
為替レートも米国がインフレターゲットを入れた以上、円高方
向に圧力がかかり続ける可能性が高いと言わざるを得ない。

世界中が動いているときに、いよいよ本気度が問われる。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2012年1月27日 (金)

開会の週を終え

 国会が開会し、総理の施政方針演説含む政府四演説、それに
対する代表質問で今週は終えた。

野田総理の変わらぬ「社会保障と税の一体改革」への強い決意
を示した施政方針は、福田総理や麻生総理のかつての言葉も引
用しながら与野党協議を呼びかけるものであったが、代表質問
を見ていても思うのは、まだまださや当ての状態でこれからの
政局も含めた国会運営の方向性が見えたわけではない。

 しかし、以前から言ってるように「定数削減」をキーワード
とし、かつ「較差是正」のタイムリミットを理由として、徐々
に各党とも「選挙制度の抜本改革」→「小選挙区比例代表並立
制の見直し」へと舵を切りつつあるのではないかと、直近の報
道を見て感じている。

永田町的には、選挙制度で折り合いがつけば、一気に消費税法
案も与野党受け入れという体制になることが十分考えられる。

だから、今、代表質問でどんなに厳しい意見を述べていてもま
だまださや当て、いや当たってもいない、離れてにらみ合いの
状態でしかないと、感じるのである。

 もう一つ、見ておかなければならない動きは大阪都構想を巡
る各党の対応。

みんなの党が維新の会の意向を受けての法案準備に入っている
のは巷間伝えられているところだが、自民党もほぼ対案骨子が
でき、あとは与党民主党がどのような形で提示をしていくかが
注目されるところでもあるのだが、結果的にはツライチになる
のではないか。
いずれにしても地方自治法改正案となるのだが、これについて
はまた、あらためて記したいと思う。

そして、政府としては3月初旬の地方自治法改正案提出を目指
していると聞くが、閣法の修正ということで早ければ4月から
の審議となる。その時までに消費税がはじけているか、はたま
た転じて選挙制度見直しによって収まっているかによって情勢
は大きく変わる。そしてそこに新たに報じられているように石
原新党の動きも出てくると、あわただしい政局となっていく可
能性もある。

政治状況をよく見極めながら、一方で僕自身は詰めてきた政策
の取りまとめをしっかりと進めていこうと思う。

 原子力バックエンド問題勉強会の提言とりまとめは議員間討
議に入ったところ。これからもう一揉みしていかなければなら
ない。

 さらに、イタリアはじめとする国債の格付け引き下げも含め
欧州危機がいよいよ現実のものとなりそうな中での25日の米国
FRBのインフレターゲット2%の採用のインパクトは大きい。
いよいよこのままの状態では取り残されるかもしれない日本が、
日銀が、今後どう舵を切るか、これについても発信すべく円高
・欧州危機等対応研究会も開いていく。

また、来週には景気回復のための主要な経済政策となる都市政
策を詰めていくことも始める。

 政局、政策、そして選挙が政治家の力量が問われる三大要素
と言われるが、三つとも押し寄せてきそうな気配の国会で、ひ
と踏ん張りしなければならない。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012年1月19日 (木)

テレビ生出演のご案内

日 時:1月20日(金) 午後6時00分~午後7時00分

番組名:奈良テレビ放送「ゆうドキッ!」

テーマ:1. 災害 東日本大震災・紀伊半島大水害から
     2. 2012年国会の行方、解散・総選挙は?
    以上のテーマに沿ったインタビューです。

番組HP:http://www.naratv.co.jp/yudoki/

視聴可能地域は限られますが、可能な方はぜひご覧下さい!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

頭の体操と身体の体操も

 昨日は朝から名古屋へ向かい、毎日新聞社主催の「ミッドラ
ンド毎日フォーラム」での講演。毎日フォーラムは昨年の代表
選挙前に福岡で行って以来。2012年の政権の行方を語るとして、
今日現在の政治状況とその背景、今後の方向性について話した。
http://mainichi.jp/chubu/news/20120119k0000m040145000c.html?inb=ra

社会保障と税の一体改革、すなわち消費税率引上げ法案制定に
ついては定数削減をキーワードとする与野党協議が大きなポイ
ントとなることを話した。

 一方同日午後、民主党政治改革本部では定数削減については
比例を180から100への80削減を決めた。加えて衆議院選挙区画
審議会設置法の改正により較差是正を行うとして自民党案の
「0増5減」を受け入れた。これによりまずは比例定数80削減、
区割り勧告が5減で総理に行われて、最終は衆議院定数395とな
ることになる。

もちろん、少数政党は一斉に反発を始めている。
そう簡単にはいかないと思うが、この決定通りになるのかどう
か、と投げかけたのが昨日のフォーラムでの発言だ。

 これらの政治改革が与野党の合意につながるものでなければ
当然、消費税率引上げ法案成立は困難になる。総理の不退転の
決意は、それ相応の算段があってのことと考えると与野党の水
面下も含めての協議は詰めた話を早い段階で行っているのでは
ないか、それが表に見えてくるのはそんなに遅いタイミングで
はない、との読みである。

さて、国会召集までにどのような交渉が進められているのかまっ
たくうかがい知ることはできないが、今国会の行く末を見極め
る視点はそうたくさんあるわけではない。

よく整理して頭の体操から次の段階へと詰め、それに基づいた
身体の体操もしておかなければならない。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012年1月17日 (火)

静かなる勇気

 昨日の党大会。
ツイッターにも書いたが、「熱気に包まれる」という空気では
なかった。
何とも言えない、微妙な空気。

冒頭の来賓挨拶、亀井静香国民新党代表のご挨拶から、その前
兆はあった。

 亀井代表はかつての警察官僚の体験をもとに、若い人が「理
論に溺れて、理論にかぶれて、現実を無視をして、突っ走って
いったんです!」と語り、「暴風雨の中を、TPPや消費税の風
を吹かせて、帆を上げて、安全航海をすることが、みなさん、
できるとほんとに思いますか?!」とブッた。

場内はしんと静まり返る。

もちろん、捜査現場の話とリンクさせることにはいささか疑問
もあるが、友党としての立場からの厳しいご指摘でもあった。

更に、福島瑞穂社民党党首も消費税率引き上げについて厳しい
意見を述べた。

 こうした中での、野田総理・代表の挨拶。

不退転の決意を「社会保障と税の一体改革をやり抜くことなく
日本と国民の将来はないと確信している」と述べ、さらに「聖
域なき行政改革、政治家自らが身を切る政治改革を実行した上
で必ずやり抜く」とした。

加えて、総理は党内並びに野党に対しても強い姿勢を見せた。

「解散しろという野党に対しては、やるべきことはやって、や
り抜いて民意を問うことをはっきり宣言をしたいと思います」
と消費増税法案成立後の解散にも言及、また一方で与野党協議
がこう着した場合についても「参議院に送り、つぶしたらどう
なるか、野党によく考えてもらう手法も時には採用していく」。

 気合の入った演説ではあるが、いつも思うのだが、肝心なこ
とが抜けている気がしてならない...あえて言わないが。

総理・代表自らの想いと決意の高まり、一方で会場内の議員た
ちの冷めた空気。相当の温度差に、正直思い悩む。

 昨日も書いたが、消費増税の前提とされた「定数削減」を切
り口とした「選挙制度」の話が必ずカギとなるはず。

そのキーポイントがどのような形になるかで、今国会ははっき
りと行く末が見えてくる。僕はそう思っている。

相当に冷静な判断と落ち着いた行動が求められる。

 党大会で、野田代表の気合はよくわかった。
しかし、猛々しさよりも、芯に、内に、秘めたたじろがない力
強い想いこそ、こうした難局に求められると僕は思っている。

 昨夏の代表選挙、僕は「政権構想」の表題に一番最初に「静
かなる勇気をもって~With Quiet Courage」と書いた。

その後は、選対での意見なども踏まえ変更となったが、今も、
この時代この局面に、リーダーに求められるのは「静かなる勇
気」だと思う。

重心を低くして、パワーポジションで、それこそ柔軟な身のこ
なしで進むべきではないだろうか。
静かなる勇気で。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2012年1月16日 (月)

2012年党大会へ向けて

 党大会で上京。
先週の内閣改造及び党役員人事にて刷新された体制にて、今年
一年間の活動方針を決定する党の最も重要な会議。
県連からは幹事長他が昨日から上京して事前の会議に参加して
いる。

 来週からの通常国会に向けて、今後どのような具体的な取り
組みがなされていくか、執行部の手腕が問われるわけだが改造
直後ながらも支持率はじめ各種世論調査の結果は厳しい。

メディアに誘導されている部分も無きにしも非ずだが、一方で
今朝の駅頭での街頭演説での反応は調査結果を如実に表してい
る感触でもあった。

やはり、国民には今の政府・与党の対応は、すべて「増税あり
き」としか映っていない。

さらに、昨年末の税調の議論を受けて1月6日に確定した政府・
与党の「社会保障・税一体改革素案」にも盛り込まれた「消費
税率引上げまでに、国民の納得と信頼を得るため~政治改革・
行政改革を期す」がどこまで理解を得られるプロセスとして提
示されるかが課題となる。

素案に示されている「衆議院議員定数を80削減する法案等を早
期に国会に提出し、成立を図る」ということが、具体的に消費
税率引き上げ法案の成立とどのようにリンクしていくのか、さ
せていくのか、野党との協議の進め方も極めて重要となる。

加えて、定数削減を素案で掲げたが、昨年の最高裁判決に基づ
く較差是正と少数政党からの要望が併せて出されている選挙制
度の抜本改革との一体化が、今後どのように進むかが、増税議
論とセットとなってくることは間違いない。

 そのうえで、解散総選挙のいくつかのシナリオが描かれるこ
とになる。

執行部はそのことも踏まえて、対応を検討しているのだと信じ
るが、また、説明不足だと運営そのものに支障をきたす可能性
もあり慎重に臨まれることを念じている。

僕自身は、変わらず淡々とそして粛々と自ら定めたあるいは天
に定められた道を歩むだけだ。

 土曜日のシビックミーティングで、今年は雌伏の時、跳躍の
ためのしゃがみこみの時だと記した僕の年頭所感について「一
年もしゃがみこんだら、ヘタってしまうぞ!」との厳しいご意
見も頂いた。

仰る通り。

 しゃがみこみは、座り込みではない。
跳躍への緊張を大腿部に漲(みなぎ)らせてのものであることを、
しっかりとお伝えしておく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年1月 1日 (日)

二年ぶりの元旦参り

 新年あけましておめでとうございます。
本年も、よろしくお願いいたします。

二年ぶりに、大晦日の挨拶回りを明け方まで行っての年末。
いく先々で、お雑煮やらぜんざいやらをいただきかつ、お神酒
を頂戴するので、ふらふらになる。

今年初めての経験の、事務所スタッフもハードさに目を白黒し
ていた。

徹夜の元旦あいさつ回りを終えて、ちょこっと仮眠した後、家
族との正月のお膳を囲んでのご挨拶。

昨年は、宮中参賀で地元にはいなかったので家族ともバラバラ
の正月。子どもたちとおじいちゃんたちで、こころなしか静か
だったと聞いた。今年は、皆がそろっていることで家の中もほ
んわかとあたたかい。

 嫁いだ次女から電話をもらい、嫁ぎ先のご家族とのだんらん
のひと時を聞いて、ホッとする。

全国各地での正月の模様がテレビで映し出されているのを見る
につけ、家族や地域の仲間とのひとときに喜びあふれる笑顔の
重みを感じる。

昨年の震災から、まだまだ解決すべき課題を抱えているこの国
のすべての人々が、同じ思いでいられるように頑張らなければ
ならない。

 ソファーでうつらうつらしながら、これも充電につながるん
だよなぁ、と自分に言い聞かせていた。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

« 2011年12月 | トップページ | 2012年2月 »