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2008年10月

2008年10月31日 (金)

似て非なるもの

 昨晩の麻生総理が記者会見で表明した追加経済対策にはがっ
かりした。
結局、4人家族で6万円の給付金で決着したようだが総額2兆
円の財政措置は、かつての地域振興券の失敗をなんら省みるこ
とないばら撒き政策となった。
小渕政権時代の地域振興券による個人消費の上昇は1割にも満
たなかった。今回も景気の悪化予想を受けておそらく現金給付
は貯蓄や日常生活消耗品に費やされ、所得の代替財として消え
ていく。消費の底上げには寄与しないと想像される。地元の与
党議員でさえ「上で独断で決めていくのでどうなるかよくわか
らない」と、天皇・皇后両陛下の御奉迎の控え室で話していた。
こうなると、任期満了までやりたい放題の体か。

加えて、高速道路の大幅値下げはひどすぎる。
一見、民主党の高速道路無料開放に近いような気がするが、内
容は全く違う。
ETC搭載車の乗用車のみ一律千円ということで、貨物は適用
除外される。本来なら高速道路の無料開放は、物流コストの革
命的削減により物価に影響を及ぼすことになる。
かつて、業界団体の意見として「全物流コストの12%削減」
推定値を聞いた。ガソリン税よりもはるかにインパクトのある
数字である。事実、月当りの経費ではガソリン税の5倍からの
コスト低減となることを大手物流経営者からも聞いている。間
違いなく、高速道路の無料開放は生活コストの削減に結びつく。
しかし、今回の追加経済対策にその意図はない。

なぜか?。
実はまたしても、完全に官僚にしてやられているとしか考えら
れない。
国交省の思惑通り、引き続きETC搭載促進をその天下り団体
である(財)道路システム高度化推進機構(Organization for
Road System Enhancement:ORSE略称オルセ)に行わせる
ためのETC限定を付与し、もっとも物流コストに影響する貨
物を排除。
また、全線において料金徴収を前提とするために民営化と称し
て実質の国有化固定を図った旧道路公団(現在は東・中・西の
各道路会社)の組織を温存する構図を示してきた。
これは、民主党の政策と全く非なるものである。

われわれが主張してきたのは、特定財源の一般財源化によって
その財源の一部を高速道路建設の借金返済に振り向ける政策決
定をすることによって、すべての高速道路の料金徴収の法的根
拠は消失し高速道路は無料になると言ってきたのである。
すなわち、全国の旧道路公団・民営化会社が一切不要になる、
天下りの組織がなくなることを意味してきたのである。
われわれの言ってきたのは、生活コストの革命的低減と天下り
の根絶なのである。

一見、似ているように見えるのでマスコミはこぞって民主党の
政策との違いはほとんどないかのように唱えているが、これは
とんでもない。
まさに似て非なるものなのである。

まだまだ、とんでもない!と思うところはあるが、今日も朝か
ら各省の連絡室、国会図書館や調査局に資料の要求とレク要求
を断続的に入れる。
予算委員会で徹底審議だ。

総理は解散については明確なことは何も語らなかった。当たり
前だ。伸ばした今、明確にするわけがない。自らを縛る発言を
このタイミングでするわけない。
解散要求を念仏のように唱えるのは、まぁいいとするが、本当
は予算委員会の開催要求であり予算委員会の準備しかない。い
つも言ってるように徹底審議しかない。

似て非なるものを、国民の前で明らかにする。

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2008年10月29日 (水)

遅すぎる日銀対応

 「日銀が利下げを含めた金融緩和を検討」との速報が流れて
きた。財政政策と金融政策の双方によってのみ景気対策は実効
性があるとかねてより訴えてきたが、政府は手をこまねいてい
るばかりで財政政策の出動のみで金融政策は日銀まかせで置き
去りという状態に危機感を募らせていたのが、ようやく重い腰
を上げたということか。

政府は財政政策としての定額減税を現金やクーポンなどの配布
による「給付金方式」にする方向で調整とのこと。「減税」で
は所得が低いために所得税を払ってない人には恩恵がないので
こうなることは想定されていた。そもそも減税よりも広く薄く
国民に恩恵を与えるということでは社会保障費の定額減額でも
いいと僕自身は考えていた。加えて企業の社会保障負担の定額
減額は中小零細企業にとってはきわめて大きなインパクトとな
る。
その意味で財政政策をマクロ的に考えれば、社会保障費の定額
減額が企業にも個人にも大きな影響を与えることができると思
う。

さらに金融政策はようやく日銀が利下げ検討ということだがこ
れも遅すぎる。
10月8日の連邦準備理事会(FRB)や欧州中央銀行(EC
B)など6中銀が協調して政策金利の引き下げに踏み切ったこ
とに対して、日銀は翌日山口理事が「今の0.5%という金利
は、緩和水準が不十分なために追加的な緩和措置が必要だとい
う認識は持っていない」と何ともトンチンカンな発言を行って
きた。
ここで求められるのは、利下げと量的緩和による金融緩和政策
だ。
突っ張って、引っ張って、ようやく利下げ検討などという中央
銀行の政策決定は、政府の景気対策と全く連動していないとい
わざるを得ない。

ここはやはり金融政策のアジリティの確保のためにも、財金分
離はよろしいが、「政策目標の共有」を日銀にも認識させるべ
きだ。
もう、こうなるとやはり日銀法の改正は絶対に視野に置かねば
ならない。
政府の肩持つわけではないが、日銀の独立性を盾に財政政策と
金融政策のミクスチャーで行うべき景気対策を実施できない政
権に意味があるのか。

日銀は、日銀法3条、4条に示されている金融政策決定につい
ての「自主性の尊重」、「開示努力」規定ならびに政府との
「意思疎通義務」規定で行動している。
これが、今次のような金融危機、経済危機の対応の足かせになっ
ているとしか言いようがない現実がある。

日銀の独立性を失わせろと言っているのではない。
あくまで、政策目標の共有を政府と図る規定を持たせるべきだ
と言っているのである。

利下げは必須である。
そして加えて当座預金残高は先月平均で9.5兆だがかつての
30~35兆円規模まで量的緩和を行うべきだ。その方法とし
て、日銀による大規模の国債買いオペを実行すべき。
かつて、僕はデフレ脱却のために福井総裁に1.2兆円規模の
長期国債買いオペをさらに増やすべきではないかという質疑を
したことがある。そのときにも福井総裁は「国債の買い入れに
特別の意味合いはない」と断言された。しかし実際にはゼロ金
利政策となれば短期国債の札われも当然起きうる。思い切った
長期国債買いオペはこの非常事態には量的緩和政策として意味
を持つ。

手段については、日銀の独立性を担保しつつその是非は国会な
どで議論すればよい。
しかし、景気対策としての政策目標はやはり共有しなければな
らない。

日銀の対応、遅きに失している。

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2008年10月28日 (火)

「限定」解除

 日曜日に次女のりいなの彼氏が半年振りに我が家にやってき
た。

実は春先に、娘が門限を破ったので理由を聞くと二人で時間が
経つのを忘れていたという。
正直、高校生のころの自分を思い出せば、彼女と喫茶店で何時
間も話し込んだりしたことあったっけ、と納得してしまう自分
もいる。
しかし、大家族で暮らす我が家としては家族全員がそれぞれの
役割を担っているからひとりだけ勝手は許されない。

約束は絶対だ。

破れば当然その責を負う。
このままで済ますわけにはいかない、と双方二人(彼氏と娘)
から話を聞くことにした。

あわてて彼氏がやってきた。ガチガチに緊張した彼氏と半べそ
かいている娘の二人は、正直に非を認め謝った。

ヒロコと僕の二人は、お互いにまじめに考えているのならもっ
とお互いを思いやってお付き合いしなければ双方の親からも信
頼は得られない、という意味のことを言った。

そして、親としては娘に約束を破った「けじめ」をつけなさい
と言った。

結局、高三の娘の進路が決まるまで、二人は一切会わない、電
話もしない、メールもしない、連絡はお互い手紙だけの「限定」
ということで決着した。

以来、娘が泣き暮れている姿を何度も目にした。
しかし自らの進路はこれからの自分の人生を大きく左右するの
だから泣いていたって何も始まらない、自らが乗り越える以外
にないとしか僕は語らなかった。

やがて、彼女は「彼氏に会えない」と泣くのをやめて、自らの
進学のために歩みだした。

そして、先日早々に合格が決まった。
将来は保育の仕事につきたいという希望のもと、進学が決まっ
た。

これで晴れて二人とも会えるというものだが、ここはやはり節
目につき、あらためて彼氏と会わねばならないと来てもらうこ
とにした。

そして日曜日。
またもやガチガチに緊張した彼氏と今度はうれしそうにしてい
る娘の前に僕ら夫婦は座った。

「約束どおり、娘を静かに見守ってくれてありがとう。おかげ
さまでりいなの進路も決まった。これで心おきなく会ってもら
えたらいい。君も社会人なんだから、社会の規範のもとで、ま
た二人でいろんなことを考えてお付き合いしてくれればいい。
これから、厳しい時代だけど君たち若い人たちに希望を与えて
いくのが僕の仕事だと思っている。僕もがんばるから、君も仕
事と生活、共にがんばって。」と言った。

ハイッ、ありがとうございます!、と最敬礼の彼氏はなかなか
頭をあげようとしない。

と、そこへ僕の母が玄関の靴を両手に履いてリビングに入って
きた。
重度の認知症、アルツハイマーでほとんど何を言ってもわから
ないんだけど、「あ、おばあちゃんごめんね、靴はむこうね!」
と家族がとりなした。

頭を下げていた彼氏とりいなが笑いをこらえているのがわかっ
た。

玄関まで彼氏を見送り、握手して別れる。

夜娘から報告を受けたヒロコから、「お父さん、あの彼氏、ま
ぶちすみおに握手してもらったって喜んでたらしいよ」と言わ
れた。
そっかー、家ん中じゃちっともありがたがられないけどなー、
僕の握手なんて。

加えて「おばあちゃんが入ってきて、あまりにあなたにそっく
りで笑いそうになったんだって」
それって、顔だよね?、手に靴履いてるってことじゃぁないよ
ね。
ま、我が家のすべても見てもらわないと。

でも、ふと自分の高校時代のことを振り返って考えるけど、そ
んな「けじめ」つけろなんてこと日常茶飯事のように言われる
家の娘と付き合うなんて、とてもじゃないけど僕は無理。

「りいなもエライ家に生まれたもんだ」とつぶやいていると、
「アンタよアンタ!」とヒロコから。
おっしゃるとおり。

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解散要求よりも予算委員会要求を

 今日は、午後4時半からの本会議。
午後に上京だが、どうやら明日の予算委員会集中審議は流れた
ようだ。

解散も遠のいたとの報道なので、予算委員会やればいいのにな。
いくらでも議論すべきことはあるぞ。

しかしまだ一部には11月中に必ず選挙があるとの声もあり、
議員や各候補者の陣営はやきもきだ。
まぶち事務所は、変わらず定常状態のまま(365日24時間
選挙活動中と言われているが...)活動を続ける。

「まぶち事務所の大久保彦左衛門、爺(ジイ)」ことスギちゃ
んは、業務命令で休養となった。
ちょっと節制してゆっくり静養するよう言っといたけど、「病
院、覗きに行ったろか?」と言ったらさらに具合が悪くなりそ
うな気配なのでやめとく。
解散よりも審議、なので少し落ち着いて静養して元気になって
もらいたい。

まぁ、いくら民主党が解散要求しても麻生さんのハラひとつと
いうことなのでいかんともしがたい。
ならば、「政局」だといって退けることのできない「議論の場」
である予算委員会を異例だろうがなんだろうが1週間ぐらいぶっ
続けで「緊急経済危機対応集中審議」としてやってほしい。
民主党にとっても、その要求のほうがよっぽど国民の支持を得
られると思うが。

また、金融機能強化法案の対応もいまだ状況がはっきりしない
が、民主党の金融危機対応や経済対策が見えないとのご批判も
多い。
金融危機対応は流動性不足、信用収縮、金融システムのそれぞ
に対策を提案していてそれなりのものだとは思うが、国会中継
などの場面でメディアを通してわかりやすく示さないと国民に
は見えないのかもしれない。

僕自身は、財政政策と金融政策のミクスチャーを予算委員会な
どを通じて提案型で示すべきと思っているのだがその機会もな
さそうなのはこの危機の状況には何とも歯がゆいところだ。

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2008年10月23日 (木)

方針転換なるか?

 第一秘書のスギちゃんが、腹の具合が...と調子悪そう。
選挙準備で、ちょっと疲れたか?、と心配しているとヒロコか
ら「アンタが毎日いるからよ。早く、国会行ってちょうだい!」
の声に、思わず「俺のせい!?」。
そうに決まってんじゃない!アタシだってヘトヘトよ!と取り
付く島もない様子に黙る。

こっちだって、国会会期中に片道4時間かけて地元戻ってんの
はそれなりに大変なんだけど。

国対方針の転換が図られそうだとの報道がある。
月曜日に麻生総理の追加経済対策のメニューが発表されるがそ
のときに解散に言及するかどうかで、徹底抗戦への舵を切るか
否かを決めるそうだ。

いずれにしても、サクサクと与党提出の予算や法案審議を通過
させて解散圧力を高めるという作戦は、一日でも長く総理を務
めていたいと考ている人には通用しないということか。
しかし、月曜日に決断ということは火曜日からのテロ特参院審
議に影響を及ぼすこともありうる。
テロ特で衆院はアッサリ終わったが急転直下参院で長引くこと
も考えられなくはない。

筋の良し悪しを考えると、テロ特よりもさらなる公的資金注入
を可能とする金融機能強化法案審議で、中身の見えない農林中
金などを含めるとする金融救済措置にでたらめなことが隠され
ていないかを議論する方が良いような気がするのだけど。

もうこうなったら民主党もあまり解散のことを言わずに、ひと
つひとつ中身の議論を徹底的に行うことを求めるほうが、政権
にとってはダメージが大きくなるような気がするのだけど、こ
う考えるのは僕だけだろうか。

今日も、地元の会合を終えさらにドブ板を踏みながら国会事務
所に質問準備のための資料要求を携帯で指示する。

スギちゃんには悪いが、腹の調子も含めてすべて快調、絶好調
である。

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2008年10月22日 (水)

小休止長引く

 テロ特採決の本会議場で久しぶりに顔を合わせた議員同士は、
「いつ解散だ?、選挙はいつだ?」の話しかない。
与党議員も同様のようだが、記者さんたちからは「決断できな
い人がリーダーなんだから仕方がないでしょう」と冷めた論評
を聞く。
ずいぶんと不人気だな。

と、自民党の直近の事前調査は、自公で207~226との連
絡入る。
先日の調査以上に惨敗の予想が出たわけだ。
もはやこれでは総選挙よりも総裁選だ、との声もあるとのこと。
いくらなんでも、それはないだろう。
選挙はない、と断言してくれる情報筋の言葉もあり、どうやら
小休止どころかいったん完全休止になりそうな気配だ。

来週一杯待って、解散の兆しがなければ来年の予算委員会の準
備のための調査活動に入ろうと思う。
選挙だ!選挙だ!と地元に張り付いていても、予算委員会質疑
の準備は残念ながら進まない。再び、地元と国会との往復をし
ながら政府を追い詰める準備を進める以外にない。

先々週の予算委員会の質疑の答弁が不十分だったので、重ねて
質問趣意書を出したがその回答が早ければ金曜日。予算の中身
を丁寧に紐解く作業を行って、質疑を組み立てていくつもりだ
から事前の下調べはきわめて重要だ。
11月からはまたもや国会に張り付くかぁ。

どこかで事務所も気分転換をはからなきゃ、もたんな。

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2008年10月21日 (火)

小休止

 連日の地元活動小休止ではないが、久しぶりの上京。
8日の予算委員会での質問以来だから、約二週間ぶり。
テロ特の本会議採決。
今週は金曜日にも所要10分の同意人事本会議が開かれる予定
で週に二度の日帰り移動。
大変でしょう?とよく聞かれるけど、新幹線の車中は活動の中
での唯一の一人だけの時間。往復5時間、今週は10時間を自
由に使える。それはそれで、連日歩いて得た情報の整理をする
時間に当てられるのでありがたい。

一方東京では、せっかくの上京なのでさまざまな打合せ予定を
組む。
ヒョッとすれば来週にも予算委員会集中審議が行われる可能性
もありとの岡田克也予算委員会筆頭理事からの連絡で、準備だ
けは怠りないようにしとかなければ。
もし仮に出番があれば、取り上げる集中審議のテーマは、金融
・経済になるのでエコノミスト、学者・識者はじめ市場関係者
とのミーティングを重ねる。

麻生さんも、「解散があろうがなかろうが」金融サミットには
参加すると言っていることから解散が頭から消えたわけではな
いと思うが、経済問題の議論は予算委員会などでしっかりと本
質を見極めなければならない。

できれば提案型の質問をしたいと思うが、選挙準備が先かどう
か。

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2008年10月20日 (月)

麻生内閣の憂鬱

 麻生内閣の支持率が急落した。
毎日新聞(45%→36%)と共同通信(48.6%→42.
5%)の2社のみの調査結果だが、政権枠組みについてもまた
もや民主が逆転した。

これは、麻生総理の答弁の不誠実さが伝わったのではないか、
と毎日の記者さんにはコメントした。

すでに述べたが、衆院予算委での答弁はひどかった。
はぐらかす、茶化す、ごまかす、答えない。
時には「話術」としてそういったテクニックも必要かもしれな
いが、内閣発足時の初めての予算委員会でそれはないだろうと
思った。
とりわけ、道路特定財源の一般財源化は眼中には無いようで、
予算に対する改革の意思は全く感じられなかった。
衆・参と同じような答弁を繰り返されたことで、国民は落胆し
たのではないだろうか。

あと、地元を歩いているとよく言われるのが「夜の会合」の多
さ。
総理といえどもさまざまな会合に顔を出すこともあろうかとも
思うが、特に某ホテルの「高級会員制バー」での飲食にかなり
反応があるようだ。
「エライさんは、のん気なもんやな。」との指摘は数々。

僕が麻生総理に、「夜は控えられたほうが...」などとアド
バイスする立場にはないが、周りは何も言わないんかナ?

結局、麻生さんも「裸の王様」になりつつあるということか。
個人的には人間的魅力を感じる方と思っていたので少し残念な
気もするが、これも時代のうねりの中で背負った運命なのかも
しれない。

またもや選挙のタイミングが語られそうだが、僕は淡々と町を
歩く。

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2008年10月16日 (木)

予算編成までに

参院での予算委員会審議もテレビ入りの二日間が終わり、あ
とは採決まで続く今日の審議で補正予算成立となる。
いまいち、盛り上がりに欠ける予算審議だが臨時国会での補正
は致し方ない一面がある。
緊急を要する補正に対して基本的に賛成の立場をとって、一方
ギリギリと追い詰めるというのもなんか変だし、また本予算の
ように日程の縛りがあるわけでもない。

まぁ、このような展開になるのも無理からぬこと。

給油法案もサクサクと審議を行う方針のようで、解散は遠のく
か?と思っていたのだが、党幹部からは「11月30日で決ま
りのようだ」との連絡が入る。

いろいろな理由は語られるが、最大の理由はNHKの支持率調
査で大幅な下げがなかったことのよう。
麻生さん、判断したんかな。

だとすると、残り一ヵ月半ということで当初の予定からは1ヶ
月繰り延べられたことにはなるが、大勢に影響はないので望む
ところ。

そして、選挙だからといって特別なことをするわけではないの
でいつものように朝立ちして、挨拶回りにビラ配り、ミニ集会
に陳情対応、夕立ち、会合、懇親会と淡々と行っていく。

準備を進めていた金融経済に関する予算委員会集中審議での質
疑はなさそうなので、地元モードに徹する。

瀕死の状態だったところに、生命維持装置を装着するところま
では行ったのが今回のG7を中心とする各国の再度の金融安定
化対策。
しかし、生命維持装置を着けたからといって健康体に戻ったわ
けではない。米国で行われるであろう大規模な減税や公共投資
などを含めて、金融危機回避後のシナリオは過去10年間の日
本の歩みをなぞることになる。
そう考えると、まだまだ相当の時間が景気回復には要する。ま
た一次的な逆資産効果の影響もあって、いっそうの消費の冷え
込みも考えられる。
輸出の減退は避けられず、おそらく、今後不動産・建設のみな
らず製造業の倒産件数は増加の一途をたどることだろう。

ここは、とにかく金融危機回避後に減税措置と地域金融アセス
メントを進める以外にない。

11月30日投票の日程は、政権党にとって年末までの予算編
成にギリギリ間に合わせるタイミングということになる。

こんなダラダラした税金の使い方を放置するわけにはいかない
し逆に年末の予算編成までに政権交代を実現しなければ危うい
処方箋での治療が続くことになりかねない。

金融危機回避で安心してはいられない。

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2008年10月13日 (月)

秋祭り三昧の三連休

 選挙があるものとして組んでいたこの三連休の週末の過ごし
方も若干の修正を必要とした。

意気盛んに集まってくださった皆さんとの会合は、あらためて
「来るべき時」のための心あわせの場となり、おそらく顔出す
程度かもしれないと思っていた秋祭りにはどっぷりと浸かるこ
ととなった。

二日間でみこしを担ぐこと6回。
右だけでなく左の肩までパンパンに腫れ上がった。

みこしに乗って担がれるといわれる選挙が遠のき、かたや率先
してみこしを担ぐ、の図になった。
実際、担がれるより担ぐほうが好きなんだけど。

明日からは、参院の予算委員会。
したがって衆院のわれわれの出番はない。
再来週の予算委集中審議前に上京するかどうかは、出番のある
なしで決まるかな。

とりあえず、明日からは地元活動ということになる。

三連休の奈良は、観光でおおにぎわい。いいことだ。
しかし一方、道路は大渋滞。
確かに、混んで動かない状態は決して心地よくはないが、そう
は言っても普段はガラガラだもんな。
税金の無駄遣いにつながる道路行政は見過ごすわけにはいかな
い。やはりケースバイケースだ。

あせらずに、テークイットイージー!と運転のスギちゃんに声
かける。

古都の町は、なんでもゆっくりと時間が過ぎていく、といつも
自分では納得している。

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2008年10月11日 (土)

金融危機対応を最優先に

 昨日のG7財務相・中央銀行総裁会議では金融機関への公的
資金注入の必要性について認識が一致した。正式には「緊急か
つ例外的措置」を求めることで合意したとのことだが、さっそ
く米国における公的資金注入はブッシュ大統領の「金融機関の
株式も購入できる」とのコメントにより、最大7千億ドルの緊
急対策の具体的発動の段階を迎えることになる。

10日の朝から行われていたリーマンブラザーズのCDS(ク
レジットデフォルトスワップ)の清算会で、果たして損失がど
の程度まで拡がるかによって7千億ドルの初期段階における実
質的な注入額が決定されると見られていた。

リーマンだけで4000億ドルに達する発行済み債権をめぐる
CDSの清算で、7千億ドルの金融安定化法案だけの措置では
足りない状況も十分予見される。
いよいよもって、G7一致した金融の護送船団保護が必要とさ
れる。

僕のもとに金融関係者からのレポートが届けられた。
対応する方法として、時価会計の撤廃、BIS規制の撤廃、ド
ルの固定相場制の導入、などが示唆されているがその実現性は
別としても、当局も限界に近いところまでの救済策検討を行わ
なければならなくなるだろう。

再来週の20日か21日にも予算委員会集中審議が行われて、
食の安全、年金、金融危機の三点について議論されるとの情報
あり。
しかし、金融危機はそんな悠長に予算委員会の日程調整とは別
の話だと思う。それこそ、委員会立てが難しいなら与野党の政
策協議などを提案したほうがいいのではないか。
世界恐慌に突入するか否かの状況を、与野党が対立構図で議論
しても始まらない。
一刻も早い、対応が望まれる。

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2008年10月10日 (金)

補正予算成立

 予算委員会は月曜日から基本的質疑二日間に締めくくり総括
質疑一日。
採決、緊急上程本会議で補正予算成立となった。

3日目の30分間の質疑に立ったが、金子国土交通大臣も麻生
総理も答弁が要領を得ないままだ。
ちょっとひど過ぎないか!?、という気分のまま質疑は終了。

道路特定財源の一般財源化は大きく後退。
概算要求は前年比で1.11。「道路予算の抑制」のかけらも
ないまま国交大臣は「今の概算要求をみんな認めていきたい」
としゃあしゃあと答弁している。うそだろ!?、国交大臣がこ
れじゃぁ、他の省庁も右へならえになるわな。無駄な道路をバ
ンバンつくる国交省、保険料ダダ漏れの社保庁に汚染米横流し
見て見ん振りの農水省とまぁやりたい放題を今後も容認すると
いうことか。

国交省については徹底して監視を高めていくつもりだったので、
「秋までに」とされていた将来交通需要推計についても確認。
11月末までに公表との言質を得たが、その後の中期計画作成
には前回でも6ヶ月かかっている。
予算編成に間に合うのか?との素朴な疑問をぶつけたが、「マ
クロの数値は出させていただくが、ミクロのものは予算策定と、
財務と個別にやっていきますので、これは少しずれ込むことに
なると思います」との答弁。予算編成の中で2月、3月までか
かると思いますとの答弁も続き、それでは年末までの予算案に
間に合わないだろとびっくりする。

こんなにずれた答弁でいいんか。
だらだらと的を得ない答弁を繰り返されて、タイムアウト。
もはや質疑の機会がないようなので、こうなったら質問趣意書
で徹底的に確認する以外にない。

結局、補正予算は民主党も賛成ということで採決。
解散に追い込むための争点消しという国対戦術らしい。
いずれにしても、解散に追い込むというのはなかなか難しい。

麻生総理、けっこうへらへらしてて、こりゃ、解散遠のく空気
だな。

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2008年10月 6日 (月)

車中八策

 明日からの予算委員会の準備も一方で行わなければならない。
選挙の準備しながら国会質問の準備でてんてこ舞いの気分を、
相撲とるつもりだったら囲碁打たなきゃなんなかったと書いた
のがけっこう受けて、あちこちから「闘う棋士」などと反響あっ
たんだけどゴメンナサイ、僕は囲碁は打てません。

ということで、囲碁は打てずとも質問準備は一方で続ける。
うーん、と腕組みうなりながら頭をひねる。

閉会後からろくに脳みそ使ってなかったから、苦しむんだよなぁ
と反省しながらもいまさら言ってももう遅い。

新幹線の中で耳栓しながら、あーでもない、こーでもないとの
た打ち回りながらパソコンに向かう。
ストーリーを組み立てながら項目立てをしていく。
5項目、いや7項目、うーん8項目かぁ...。
結局、こうして週末の地元との行き来の中で集中して考える時
間は新幹線の中に限られる。
ま、船中八策ならず車中八策か。
とりわけ、N700系なら電源付きではかどる。

明日の予算委員会は9時からだけど民主党の予算委員メンバー
の打合せは8時20分から。
ということは、朝5時起きでトレーニングに向かって7時に終
わって、着替えて国会に向かいまた夜を徹して準備を重ねると
いうあの予算シリーズの生活に入ることになる。

でも、地元でたくさんの方と会うことができてリフレッシュで
きた。

何とかなるだろー!、と東京駅で降りようとすると金子一義国
土交通大臣にバッタリ。
会釈をしながら、「予算委員会では、お手合わせ願います!」
と言おうと思ったが、大臣、こんな夜中に寝つきが悪くなって
も申し訳ないと思って、黙って降りた。

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2008年10月 5日 (日)

開いてる事務所で「事務所開き」

 選挙になればそのまま選挙事務所となる後援会事務所開きを
行う。

もともと定常活動の事務所を選挙事務所として使うつもりで6
月にスペースを増床した。そしてそのときにも事務所開設をお
知らせしてはいるが、あらためての事務所開き。

しつこいでぇー、という声もあるかもしれないが一応選挙が近
いという前提で走り出している。

不易ホールをそのまま後援会事務所として使用していく。
集まっていただいた皆さんに同時にボランティア登録ならびに
作業のお願い。

選挙が遠いか近いか見当がつかない中での見切り発車だが、う
ちの場合助かっているのは新たなコストが発生する事務所開き
ではないということ。通常の事務所運営と変わらない。

これ、土地借りてプレハブなんか建ててたら大変だったろうと
思う。

集まっていただきたい人の数を想定すれば、決して十分なスペー
スだとは言えないが、身の丈にあったところでがんばろうと思
う。
無理せず、肩肘張らずに等身大の自分を晒して選挙はやるもの
だと思っている。

あとはただひたすら政府与党を解散に追い込んでいく予算委員
会に集中。
今日も時間ぎりぎりまで集会を重ねて、最終で上京。
明日からの予算委員会に備える。

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2008年10月 3日 (金)

選挙準備じゃなく質疑準備

 一日、予算委員会質疑準備。
会館には、ほとんど議員はいない。静かなもん。

まずは、どういうテーマでやるか、その絞り込みからはじめる。
事務所でスタッフと議論。
おそらく他の誰かが取り上げるであろうテーマは外し(かぶっ
ても仕方がないもんね)、自分の持ち味を出せて国民の皆さん
にわかりやすいテーマでかつ話の内容に納得いただけるような
質疑を心がけたいと思う。

いつもだけど、ここで苦しむ。

それに土日挟んでだからあまり時間ないし。この土日は地元日
程でパンパンだし。

頭を悩ませながら、次々に役所を呼んでレクを受ける。
しかし、確かに資料持って来んなぁ...。
言ったのに、手ぶらや役所のホームページの表紙を打ち出した
もので済まそうとする。

前からだけど、もっとひどくなってるな。これは。

国会図書館から取り寄せた資料やウェブ検索して探し当てた資
料などをひっくり返しながら、あーでもないこーでもないとタ
ケとシズちゃんとで議論。
今年はじめの予算シリーズを思い出すよ。

大まかな方針を決めて、調査方法と調査内容を指示して奈良に
戻ることに。明日の始発に乗らなくて済んだと少しホッとする。

やっぱり今晩帰る、と電話すると「ゴハンないよー!」とヒロ
コからやけに明るい返事がかえってきた。
わかったよ、駅弁にするよ。

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解散先送り

 麻生総理の代表質問に答える小沢代表の所信表明演説は、堂
々と力強くかつわかりやすく、議場で聞いていても「総理」の
風格を感じるものだった。翌日の新聞評やメディアの報道を見
ても、好意的に受け止められたようだ。

世論的には、麻生・小沢でどっちが総理かわからない状況。

この所信表明は、麻生総理にとって内閣発足直後の低い支持率
を挽回する「奇手奇策」だったのかもしれないが、完全にあて
が外れた。

加えてこれも報道からだが、自民党の選挙区調査で「大敗」の
予想が上ったとのこと。

麻生総理はもともと解散については先延ばし論だったと思うが、
与党内にも解散先送りの空気が流れ出した。

果たして、今日3日の解散はないし来週の補正予算審議もまず
は2日間が決まった。さらなる審議要求に対しても柔軟な姿勢
を示そうな気配でちょっとずれ込む可能性が出てきた。

岡田克也予算委員会筆頭理事から、質問準備をしておくように
指示を受け、さー、こりゃモードを変えなきゃいかんわと集中
力を高める。

土俵に上って相撲をとるつもりでシコ踏んで、さー、いざ!と
思ったら「こちらでございます」と和室に通され正座して囲碁
を打つことになった、みたいな気分。

気合入れてがんばるしかないが、からだが選挙向けになってい
るのでつらいつらい。

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